シェアリングエコノミーという言葉ををすごく身近に感じた今日。とある撮影案件で、撮影を行う「場所」、屋内のスペースを探す必要がありました。昔なら知り合いに聞いたり、お店などに少しお願いして撮影という事もあったのですが(いわゆるゲリラ撮影というものも)、最近は映像撮影に対する認識と警戒も強くなってきていることから、戸外で撮影するにもいろいろな規制が付いて回ります。特に広告映像で使うのであれば、ちょっとした背景に映り込むビルなども正確にはきちんと撮影許可を取らなくてはいけない場合などもあります。
まあ細かく言ったら「権利」というものはどこまでもどこまでも宣言できる資質のものですが、そう言った制限が多くなると、逆にそれを補う方法が出てくるのが世の中というもの。最近はスペースマーケットというサービスが映像撮影にすごく便利で、注目しています。
簡単に言うと、場所をシェアするサービスです。基本的に時間単位でありとあらゆる場所を個人で借りることができます。面白いのはその物件のバラエティ。
例えば「ロケ撮影」というカテゴリーでも様々な撮影可能なスペースがあります。
ロケ撮影
古民家からキッチン付きのハウス、カフェっぽいものから高級オフィスっぽいもの。これだけでどんな撮影にも対応できちゃいます。今まで必死で交渉し、探していた苦労はなんだったんでしょうね?笑 今、映像を作るのはとっても、とっても、敷居が低くなっています。そして、需要はこれからも伸びると予測されていますので、楽しいですよ!
ご結婚式、2次会パーティーでも
もちろん、ご結婚式パーティなどでも使える範囲は広いでしょうね。そういったカテゴリーもあるくらいですから。2次会探しだったらここで決まりじゃないかな。よくある普通のレストランとかじゃなく、個性的な会場にゲストも驚かれるんじゃないかと。たとえば廃校になった学校や、映画館、ライブスペース(音楽好きなお二人に)など。
こんなのもあります。「ブルーノート東京」¥2,500,000/日〜
このスペースマーケットというサービスは去年から民泊のサービスも始めたようで、あのAirbnbともかぶりますが、こちらは宿泊ではなく、場所を気軽に借りれるというところに絞っていますね。そして同じようにホストとしての登録も可能です。このあたり、シェアという概念が大きく浸透してきていることを感じます。
スマホからの情報・娯楽で隙間時間を取り合う。その振り返しとして「リアルの場所で遊ぶ」ということにより重きを置き、楽しみを重視しているように感じます。ご結婚式も、ホテルから離れ、プランナーから離れ、いよいよ「お二人だけ」のアイデアと行動力で体験される時代が近づいているのでしょうか。