2015年の夏にメインカメラを、今までのCanon EOS 5D Mark2から「C100 Mark 2」というカメラに変えました。グレードは上のものになります。(高かった!)
現時点で編集を行っているお客様のもので「5D Mark2」は現役引退となります。。。寂しいですね。
名機に異論はないでしょう
5D Mark2は本当に「名機」でした。いやそれ以上にウェディングムービーの中では、何十年かに一度のターニングポイントとなった機種であることはプロの皆さんであれば異論ないと思います。
「一眼レフムービー」というバズワードをウェディングにもたらしたのもこいつです。「被写界深度」このキーワードを何度アピールしたでしょう。
そもそも、「被写界深度」は映像の一つの要素に過ぎず、今までのビデオカメラでは弱かっただけの要素です。ただそれが満たされた。でもそれだけではまだ足りません。もう、そのへんはお客様も気付き始めています。
「C100 Mark 2」に移行したこと(これは「一眼レフ」ではないですからね)、これからは「映像の色」によりこだわった制作が中心になるという事。そう、それはDVX100からやってきたことですが。。。
そして、「どう物語を伝えるのか?」。
物語を伝える撮影技法に立ち返る
一貫して私はウェディングにおいては「演出」をしません。ありのままのお二人を追います。これからも「ドキュメント」という概念を大切にし、追求していきたいと思います。その点で、新人の「C100 Mark 2」はやりますよ!「一眼レフ」にはない安定感とそつない使い勝手があります。やはりこれは最高のドキュメントカメラですね。「被写界深度」、「色」、そんな事も大切ですが、一番大切なの「物語を伝える技法」。見た目じゃないんです。「伝えること」です。この点が今まで多くのお客様に評価いただいているブーケアンドリールの特徴だと感じています。
見せてもらおう新人さん
夏の間にその「C100 Mark 2」のテスト撮影を大阪の天神橋筋商店街でしてきました。めっちゃ大阪の雰囲気の場所です。これはc-logをいうフォーマットで記録できるのですが、断然以後のカラーグレーディングで感動的な色が出ます。この色は一つのパターンですが、同じ色をいじっても破綻しない。私は特に逆光での映像の雰囲気が、とても素晴らしいと感じました。グレーディングもこれからもっと詰めないとですね。楽しみが増えました。
こんな雰囲気は以前では出せませんでした。