子どもの本やら、自分の本やら、最近「本」が好きなんですが、この前本屋に行ったら「人工知能/ロボット」関係の本、多いですね。
そういえば少し前、こんな話もありました。
ロボット化で35%が失業する? 「20年後」にどう備えるか « WIRED.jp
近い将来、多くの仕事がロボットに奪われちゃうんじゃないかって話。もうこれはすでに始まっている話みたいで、これから職業を選ぶ人は普通に考える事なんでしょう。
映像カメラマンはどうか?
普通に考えると、クリエイティブな作業なので相当な技術の進歩がないと奪われないような気がしますが、どうでしょう?結婚式はロボット、というか機械カメラマンいますよね?あの、ご披露宴会場やチャペルの端っこについている防犯カメラみたいなやつです。
BRC-H900 | リモートカメラシステム | 法人のお客様 | ソニー
これがチャペルの中に3個ほど設置されているのをよく目にしいます。現場は「無人」ですが、もちろん部屋の向こうにオペレートする人がカメラを切り替えながら操作してるんでしょうね。現場では「ライバル」と思って睨んでいますが笑
カメラの首振りは機械ですが、それでもやはり最終的には「人」が構図とタイミング、カッティングを決めていきます。やはりこの仕事はロボットには無理なんでしょうか?
でも、スマホの動画編集アプリにも自動編集みたいのはあります。技術的にも、構図を決めるアルゴリズムはあるし、映像のつなぎ方(映像の文法)のアルゴリズムなんかを加えればある程度は「見れる」映像を自動で作る事はできると思います。
ただ、やはりそこには「心」がないですよね。文法だけで小説が書けないのと同じ。人の心の動きを感じ、それぞれの間合いを読む。人工知能(ロボット)にそれがわかるのはいつか?
そんな日は来ないとは言いません。それは奢りです。来るのは案外近い気がします。
ただ、その日にそれに対抗できるくらい、「気持ちを伝え、動かせる映像」を撮れるようになっていたいと思います。同業者(ロボ)として。