「プロフィールムービーの作り方」ということで、前回まずはスキャンしましょうということをお話しさせていただきましたが、実際にやってみようと、私のアルバムを引っ張り出してみました。
私は子供の頃から大学入るまで5冊、実家から結婚式のプロフィールムービーを自作するタイミングで持ってきていました。アルバム5冊ってどうなんでしょう?少ないですよね。そもそも中学と高校時代が極端に少ない。写真を嫌がる時期なのか。
アルバムはどれくらいもつ?
プリントした写真ってどれくらいの年月保存できると思います。いろいろ調べてみましたが、きちんとした環境で保管すると普通にプリントしたものは100年はもつそうです。これが長いのか?短いのか?
どんな「物」にも劣化はあります。それに物理的に存在しているということは、紛失や破損のリスクもあるということ。きちんと保管していてもそれこそ天災などで消えて無くなってしまう危険性はリアルに感じますよね。
そんな危険をできる限り減らして安全に思い出を残すという目的もあり、今回は過去の写真をすべてスキャンすることにしました。せっかく撮って保存してくれた思い出の写真、できるなら永遠に残したいですよね?スキャン、そして、適切なデータ保管が、今回の目的です。デジタルデータの保管が万能であるとは思いませんが、管理方法(複数のバックアップ、クラウド利用)を工夫することで、物理保存よりは安全であると結論を出しました。
台紙から剥がす
アルバムから取り出してスキャンすればいいんでしょ?と考えていたのですが、これが意外と大変。時間が経ったプリントはアルバムの台紙のノリにくっついてしまっているものが多いんです。(あの横線のくっつく台紙ですね)
くっついてしまったプリント紙を丁寧に剥がさなくてはいけません。そーっと、そーっと、ゆっくりやればどうってことない作業ですが、これが何百枚あると、結構な手間です。少し調べてみると、ドライヤーで温めながらするとノリが柔らかくなって剥がしやすいとか。こんな地道な作業が必要です。これ、たぶん30年くらいたってる写真ですが、くっついちゃうんですね。今の台紙はそんなことないのかな?
全部剥がすと600枚くらいになりました。作業時間2時間くらいでしょうか?ポイントは写真ごとに「思い出に浸らない」こと!これが本当に重要です。耽るのはスキャン後にしましょう!今回は前回ご紹介した富士フィルムのスキャンサービスと、手持ちの複合プリンターのスキャン品質を比べてみたいと思います。
表もいいけど裏もいい
両親が撮ってくれたであろう写真を見るのも楽しいですが、剥がしてみるとその裏も楽しいものです。手書きの撮影日や場所、一言など。うちの両親は面倒くさがりだなあ、ということは再認識しました笑。こういう面白さもありますね。このタイミングで裏もじっくり見てみてください。