ご結婚式の定番中の定番、もはや決まりごとのようにご披露宴の最後に行われる、「新婦からご両親への感謝のお手紙」。どう思います?当たり前のようにされる方もいらっしゃいますが、中には「恥ずかしい」との理由から、無しの選択される方もいらっしゃいます。
おそらく、「みなさんの前で何で家族への手紙なんてプライベートなものを読まなくちゃいけないんだ?」というお気持ちもあるかと思います。会場のプランナーさんなどは「ぜひやった方がいいですよ」とおっしゃるでしょう。それはご披露宴の「締め」になりますし、ゲストの方も涙のシーンを期待されているでしょうから。
どうしますか?
今までに多くの現場でそのシーンをレンズ越しに見てきた私の個人的な意見は「あり」です。お二人にもそうお勧めします。
ご結婚式は誰のため?
ご結婚式は誰のためにするのでしょう?新郎新婦お互いのお気持ちの誓い。ご家族とのつながりを確認する。ゲストの方々への感謝を表す。その全てですね。全てに共通するのいは「人に想いをはっきりと伝える」と言うこと。
普段恥ずかしくて言えないこと。ずーっと思っていたけど言えなかったあの人への「ありがとう」。そんなことを言って良い、伝えるべき日がご結婚式だと思うんです。
だとしたら、ご両親への本当のお気持ちを言っても良いはず。みなさんの前で。「時間をお借りして」ではなくて、ぜひ聞いていただきましょう。新婦様のご両親へのお気持ちを。「私」という人間と家族を知っていただく。そんな事もご結婚式をされる目的の一つですよね。
このときだけですよ。こんな事が出来るの。
あくまで個人的な意見ですので、もちろん何か理由がおありでお手紙を読まれない方もいらしゃいます。そんなときはゲストの方も「それが新婦様のお人柄なんだな」と温かく見守ってくれますよ。