私は映画が大好きです。半分は学校で、もう半分はアメリカ映画で教養を学びました。だからウェディングムービーを作って生活をしているなんて本当にありがたいこと。もちろん映画館もずっと大好きです。と、こんなニュースがありました。
2016年注目トレンドのバーチャルリアリティーー欧州でVR映画館が現実に
今注目のVRで映画が観れる「VR映画館」がヨーロッパでできていると。当然VRですので各自ゴーグルをつけて、他の人とはコミュニケーションできないわけですが、一つの場所に集まってみんなで見ることから「映画館」らいしいです。それぞれの見ているものは違っていてもわからないけど。
ウェディングの映像もいつかVRで見る時が来るんでしょうか?
どうなんでしょうね。確かにVRはとても魅力のある技術ですが、映画の視聴形態に関していえば、映画館ってその場所と時間を他の人と共有する体験ですよね。そこにVRって、個人中心の真逆な考えなのかも。
これから始まる映画をワクワクしながら、ロビーで待って、チケットを渡し、暗い劇場に入っていく。どれくらいの人がこの映画を見たいんだろう?席は埋まっているか?どんな人に受けているんだろう?上映中の反応は?いやー、歓声が多い、受けてるなあ。上映中の同行者のリアクションなんか。映画というものを通して他人とシンクロできる、そんな付随体験が映画館の楽しみですよね。
そんな「劇場体験」の真逆をいっている「VR映画館」。本当にできるんでしょうか?
音楽も、CDを買わなくなり、最近は楽曲ダウンロードより、ストリーミングが多くなっているとの話もありますが、一方で現場を体験する「ライブ」の集客が好調で、収益的にもこちらが主軸になってきています。
やはり「VR映画館」ではなく、もっと本質的に映画の臨場感を増幅できる体験、私は3Dとか4DX(映像の内容によってシートが揺れたり、光や水しぶきの演出がある)とかの付随体験が増えていく映画館に将来性を感じます。いや、4DXでは足りないですね。本命はこちらです。
映画館で本格料理が新しい!日本初のレストラン型映画館が福岡に誕生
本格的な食事ができる映画館。こちらです未来は。いやー、福岡行きたい。
ご結婚式なんかも究極の「現場体験」ですよね。ああいったその場でしか感じられない、みんなで共有するリアルな体験というのは、これからも大切にされていくんだろうなあと感じています。