写真は先日エキスポシティにできた「オオサカホイール」。日本一高い観覧車らしいですが、下が全てガラス張りです!これはビビりました。今日はサプライズ!について。
最近はいろんなシーンでサプライズ的な演出が見られますね。ご結婚式でもサプライズ演出は増えています。ご両親へのサプライズ、新郎様から新婦様へ、またはご友人からお二人へなど。その「驚き」という感情とドラマチックな演出は感動を増幅するようで。
でも先日WEBを見ていて気になったことがありました。例の掲示板で、新婦様からのご相談。「私は望んでない結婚式のサプライズを勝手にされた」と。。。
おそらく何らかの理由で、ご結婚式を挙げていないお二人のために周りの皆さんでサプライズ結婚式をプレゼントしてくれたんでしょうね。普通なら感動的で幸せなお話ですが、この新婦さんはどうもご自身の理想としていたご結婚式の「イメージ」がおありだったようで、幸せでもなく、悲しい気持ちになってしまったという事です。
そんな事もあるんですね。「でも、できない式を挙げてくれたんだから、周りの人の気持ちだけでもありがたく受け取りなさい」というアドバイスがほとんどでしたが。でもそこで、私は少し考えるんです。
きっとご自身で大切に大切にイメージしていた「理想の結婚式」がおありだったんでしょう。それは子供のときから憧れていた形だったのかも。新郎新婦にしかわからない特別な「約束」のようなものがあり、それが叶うまで大切にその日を待っていたのかも。それは夢が少しづつ叶っていくかのようで、その経過自体が楽しかったのかも。わかりません。本当に。その心の底はわかりません。わかった気になっちゃいけないと思うんです。
サプライズって「幸せの押し売り」とまでは言いませんが、少し間違えるとそういった事にもなりかねないと思うんです。だからって、サプライズを送ってくれた方に非はもちろんなく、そちらも善意でお二人に喜んでもらおうとして企画したわけですよね?両方、「善のすれ違い」です。そういったこと、よく起こりますよね?
「サプライズ」なので事前に詳しく聞く事は出来ないんです。その事がこう言ったすれ違いを生みやすくしているんだと思います。だからサプライズは慎重に。まずお祝いする気持ちより、お祝いされる気持ちを大切に。それがお二人の幸せな気持ちに繋がります。そして、もし失敗しちゃった時は「お互いの善」を信じて許しましょう。
あくまで演出ですから、本当に送りたいのは気持ちですよね。サプライズは慎重に。