ご結婚式の現場で私たちビデオカメラマンが一番関わりのあるのが「新郎新婦さん」ですよね?では次に関わりがある、身近にいるのって誰でしょう?そうですね、おそらく自分の場合は写真のカメラマンさんだと思います。
ご結婚式撮影をご依頼いただく場合って、やっぱり「写真ありき」で、その後に映像をご依頼いただくお客様というのが大半なんですね。ですのでいつも現場では写真カメラマンさんが一緒。ビデオもお二人を撮るので、被写体は一緒。どうしても一緒に行動することが多くなります。そんな中、最近はカメラマンさんの個性が豊かだな〜とすごく思います。
ある人は寡黙に職人の雰囲気で、じっくりと構図を考える。
またある方は、すごい早撮りで、ノリが良く、お二人を笑顔にすることに夢中です。
きっと会場のプランナーさん同様に、相当な数のカメラマンさんを見てきています。皆さん個性豊かで素敵な方ばかり。その方の仕上がりの写真を見るまでもなく、撮っている写真はそれぞれその個性が出ている事でしょう。そう、きっと新郎新婦様は「カメラマンで」選んでいます。そのカメラマンがどういう人か?どういうキャラクターなのか?面白いのか?真面目なのか?朗らかなのか?
どういった人が優れているとかじゃなくて、個性。個性がはっきりと感じられて人柄がオープンに滲み出ている人がとても多い。ちょくちょく言っていることがけれど、やっぱり皆さん、作品を信じているじゃなくて、それを作っている人を信じているんですね。そんなことを現場ですごく感じます。
私はよく現場で、「石井さんてサイトなんかで見ていると、もっと厳しい人かと思ってました」と言われます。いいえ、やわやわ、ゆるゆるです。
お客様にとっては一生に一度のご依頼。そして全てがオーダーメイド。他のお客様のサンプル映像もご覧いただきますが、やはりご自身とは違う。最後に信頼できるのは、それを作った人なんです。だから自分を見せることにオープニンでないと。WEBに限らず言えることですが、自分というものを率直に伝えること。すごく重要な事だなと改めて感じています。