年末が迫ってきました。普通のお仕事をされている方は、もうクリスマスを過ぎたら年末モードで少しゆっくりとされるかと思うんですが、ウェディングムービーって、「年末にご家族で集まるタイミングで見たい!」というご希望を結構多く頂くんですね。ですから最後の最後の日まで結構編集を続けている事が多いんです。何とか間に合うように、、、まだがんばります!
さて、これだけ毎日編集作業をしているとそのパソコン環境はすごく重要です。パフォーマンスによって全然進み方が違いますから。だからパソコンの健康管理には気を使っています。皆さん、パソコン使っていると動作が「遅く」なってきたりしませんか?新品で買った時より何だか動作が遅くなってきているような気がする。そんな時はパソコンの年末大掃除がオススメですよ。
そう、ちょっと調子悪いなと思ったら、余計なファイルやソフトがそのパソコンを遅くしています。すっきりクリーンインストールをして綺麗にしましょう。映像エディターの立場から、クリエイター向けの先日おこなったクリーンインストール方法を少しご紹介させていただきます。
クリーンインストールは断舎離
その前に、「クリーンインストール」って、ググってみるといろんな解説がありますが、私が思うに、「OSを再インストールする」事じゃないと思うんです。もちろんOSを再インストールがメインですが、その際に「いらないソフトやファイルをを断舎離する」、これがクリーンインストールの芯の部分だと思います。この際にいらないものを全部捨ててしまいましょう。ね?「一年使わなかった物は捨てて良い」って言いますよね?ソフトも一緒です。
さて、まず始めにすること。まずはバックアップをとりましょう。Time Machineを使っている方はそちらで念の為にバックアップをしっかりと。
環境設定ファイルのバックアップ
次に使用するソフトの環境ファイルをバックアップしましょう。映像制作を行っているうちでは、AdobeのCreative Cloudを使用しています。ほぼこのサービスで使えるソフトですべてのクリエイティブを完了出来ていますので、こちらの環境ファイルのバックアップは重要です。環境ファイルとは、そのソフトの個人的に追加している設定の事ですね。たとえば動画編集ソフトのPremiere Proでは、キーボードショートカットやレイアウト、お気に入りフィルターの内容などのファイルがそれにあたります。
これらの環境設定ファイルは以下にあるので、そちらをバックアップ。
環境設定ファイル
Macintosh HD/ユーザ/<ユーザー名>/ライブラリ/Preferences/Adobe
こちらも参考に
環境設定ファイル名および保存場所(Photoshop CC)
Adobe Creative Cloudはアカウントさえ抑えていれば、今はインストールCDがある訳じゃないので、簡単にネット経由でアプリケーションを再インストール、構築出来ます。Adobeアカウントもしっかりバックアップしておきましょう。
今はクラウドベースのドライブが有用なので、必要なファイルなどはこちらにバックアップしておく方法もおすすめです。というよりは普段よりクライドベースで必要ファイルをすべて管理している方も多いんじゃないでしょうか?そういった場合はすごく簡単ですね。
macOSを再インストール
そして、OSの再インストール。こちらはまず、
- 「macOS ユーティリティ」ウインドウから起動ディスクをフォーマット
- macOSをインストール
という手順になります。こちらをご参考下さい。
要るものと要らないものを分ける。このことだけでもOSはかなり軽やかになります。そうですね、あと映像エディターに限って大切な事は、プラグインのシリアル管理。マイナーバージョンアップをくり返してきたプラグインなどですと、結構再インストールでトラブります。ご注意を。
以前でしたら映像の編集環境って、ネットと切り離したクリーンなスタンドアロン環境が基本な時代もありました。でも今ではプロジェクトや素材ファイルのやりとりでネットを繋げない訳にはいかないので、ウィルス対策も重要です。
さて、すっきりした環境で引続き編集作業がんばります!