少し前、春の終わり頃に軽井沢で撮影させて頂いたお二人の映像をご紹介させて頂きます。
ここは森の中のとても静かなホテル。都心のホテルと違って1日に何組もご結婚式があるわけじゃないんでしょうね。朝、お支度のお部屋に着いた時には（少し早めの時間というのもあったかもしれないけど）会場は静かで、人もそれほど多くなく、でも上品で落ち着いた雰囲気に包まれていました。
会場に入った瞬間にも、今日のお二人はどうしてこの会場を選ばれたのか？どんな人なのかな？とお人柄が感じられてきます。
和やかにお支度を終え、お庭でのお写真撮影から挙式へ。誓いの言葉をおっしゃる瞬間の新婦様のご表情、とても素敵ですね。こんな瞬間を映像として撮影させて頂くことは、本当にカメラマンとして本望なことです。
そして楽しいご披露宴へ。ご披露宴の謝辞の時、新郎様は新婦様のご両親様に感謝の言葉と、「幸せにする」と約束をされます。とても誠実で、優しさが感じられますね。こういったシーンってご結婚式では意外と少ないんですよ。
結婚式とは、新郎新婦が今までお世話になった方々にお礼を述べ、今後ともよろしくとのご挨拶の場であるとよく言われます。でも、正直言葉にして気持ちを伝えるタイミングってそう多くないんです。例えば新婦様ですと、ご両親にはお手紙をよく最後に読まれますよね？新郎様の場合はそれが最後の「謝辞」のタイミングになるんです。
でも、この謝辞の内容って大体が本日のお礼であったり、今後の決意だったり。それをゲストの皆様におっしゃるということが多い。
新婦様のご両親に対しての謝辞
ではなくて、「新婦様のご両親」に向けてのお言葉。これってなかなかないんです。これができるのってやっぱりすごい。（って私なんかは思っちゃいます）
そうですよね、なかなか新婦様のご両親に本音で話すこともまだない時期でしょう。心の中では皆さん思っていることでしょうが、でも、皆様の前で今まで新婦様をお育て頂いたお礼を「言葉」にする。これってすごく大事なことです。
「謝辞」の内容にも色々あります。こういった周りの方々に対する思いやりに溢れた謝辞も素敵なんじゃないでしょうか。
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