前回、プロには出来ない「パクり」映像のススメというブログを書かせて頂きました。もっと自由にウェディングのシーンで自作の映像を作ってみてはいかがですか?という話だったんですけど、この中で、一つ注意しなくちゃいけないことがありますので、今日はその辺をご説明。
ISUMって知っていますか?
ご結婚式の準備を進めていく中で、プランナーさんや会場ご担当者様からこの名称をお聞きになったことはありますか?「ISUM 般社団法人 音楽特定利用促進機構」と言って、ウェディングシーンでの音楽の著作権管理を行っている団体です。
世の中の様々な「制作物」には著作権か生まれます。もちろん音楽にだってその誕生の瞬間から著作者には権利が生まれます。勝手にその「権利」を侵しては(勝手に使っては)いけないんですね。
もしかしたらこの名称はよーく知っておられる方もいて、(残念ながら)少し嫌な印象を持ってらっしゃる方もいるかともいます。
「なんで自分たちの結婚式なのに許諾料が必要なの?」
「なんで自分たちの披露宴で好きなアーティストの音楽がかけれないの?」
最近では著作権絡みのニュースも時々目にすることもありますね、世の中では著作権への慎重な対応が求められるようになってきました。
でも、正直難しいですよね?
そう、難しいんです。著作権って。いや、最近はまだ整理されてきた方ですよ。このISUMって団体がウェディングでできたこと自体も悪いことじゃありません。以前は無法地帯でしたからね。良し悪しはさておき、まず「ルールが明示されたこと」これは良いことかと。
さて、会場様からも著作権について説明を受けるかもしれません。でも担当者様だって、正直に言って「完全に理解されている方」ってごくわずかだと思います。そう現場で接してみて感じます。ですので少し面倒ですが、ぜひご自身で著作権について理解を深めてみてはいかがでしょうか?本当にややこしいですが、これはご結婚式を楽しく、スムーズに行うために、地味に必要な作業かと思います。
ご結婚式ではISUMのWEBサイトがとてもわかりやすく説明してくれていますので、ぜひ覗いてみてください。
ちょっとアレなんですが、アイちゃんとサムくんの「おしえて!著作権」苦 というのも漫画タッチで理解しやすと思います。(どんだけ敷居を下げてくれるんだ、ご苦労様です)もし不明な点があったら問い合わせフォームからの質問も、わりと丁寧に返してくれます。
ということで、ご結婚式で既存BGMを使うならISUMをチラ見ぐらいはしてみては?