いきなりですが、最近目にしたこのCMご存知ですか?
結婚式のCMですね、綺麗です。見ていて何か感じませんか?そう、この上下の「エメラルド色の帯」。
これは何かといいますと、「シネマスコープ」サイズの映像の上下を補間する部分なんですね。シネマスコープと言うと、横縦比2.35:1の横に長い画面のサイズを言います。映画でも大きく2通りの画面サイズが有りまして、もう一つは「ビスタビジョンサイズ」と呼ばれるのも。こちらは横縦比が1.66:1と、現在のハイビジョンのサイズの16:9と近い値になっています。
例えばシネマスコープの映画をビスタサイズのTV画面に写す場合、上下が余りますね。その場所を通常は黒帯を入れています。このように。
ブーケアンドリールでも基本的にはこの様な方法で、シネマスコープの画角で制作しています。この「黒帯」の色をオリジナルに変えたものが上記の映像なんですね。これ、結構使われています。
IBMは「ブルー」
ハーゲンダッツ(日本)は「ブラウン」
そう、イメージカラーとしてそのブランドもしくは企業のイメージカラーを「黒帯」に使う。
結婚式の映像もオリジナルカラーの「シネマスコープ帯」を使ってみてはいかがでしょうか?
実は、この「シネマスコープの余白」は現状、未開の地でして、黒のまま使われている状態が多くなっています。少し前には横長のシネマスコープサイズのディスプレイが今後増えて行くんではないか?という予測もありましたが、現時点では圧倒的に「16:9」が多い状況にあります。こんな中で、この余白を有効に使ってもいいんじゃないか?と思うわけです。
これは自作のプロフィールムービーなんかにも使えますね。どうでしょう?ご自身のイメージカラーとして、オリジナルなウェディングムービーのご提案でした。