こちら、国際結婚をされたお二人のご結婚式を撮影させていただきました。
新郎様は外国の方で、日本語があまり得意ではなく、私も英語がそれほど得意ではないんですが、出来る限りコミュニケーションを取って、撮影の合間に少しずつ距離を縮めていければなと思っていました。
映像の完成後には、お二人からとてもご丁寧な感謝の言葉をいただき、言葉は通じなくても何か通じるものはあったのかなと感じました。
新郎様の目線や、お言葉の抑揚、その細かな仕草を観察していると、言葉はなくてもどんなお人柄なのか?どういう思いでいるのか?というのがなんとなくわかってくるものです。当たり前ですが、人は人。言葉が違おうが、文化が違おうが、人は人です。
逆にその方が 求める映像のイメージなんかを先に聞いたりすると、本来その方が持っている自然な雰囲気というものが逆に隠されてしまう場合もあります。
出来る限り自然。ありのままのお二人でいてもらうということ。 たとえ被写体が外国の方であったとしても、ドキュメンタリーの本質というものは変わらないものだなと、感じた撮影になりました。