撮影中によくいただく質問、「平日は何を撮影してるんですか?」
「いや、平日は基本的に編集をずっとやってますね」
今日はちょっと皆さんがおそらく知らないだろうと思われる、映像製作者の日常をお伝えできればと思います。
映像は撮って、くっつけて終わりでは無い
ウェディングの撮影では、通常土日や祝日に撮影があるんですが、映像って撮影後に編集が必要ですよね?それってどれくらい時間がかかると思いますか?
うちでは通常撮影の4倍から5倍の時間はゆうにかかっていると思われます。
なので現場で一緒に撮影させてもらってる時間は、すべての制作期間の中ではほんの一瞬。撮影後にやっと本番の制作が始まると言ってもおかしくありません。
例えるならば、撮影は魚や野菜や穀物などの材料を仕入れる作業。編集はそれらの素材を調理する作業と言えるかもしれません。もちろん素材が良くなければ良い調理はできないし、結果おいしい料理はできないわけです。
だから素材集めの「撮影」と言う作業はとても重要なんですが、その後の編集と言う作業はまさに本番の作業と呼べるものかもしれません。だから非常に時間がかかります。手間がかかります。
撮影が終わると新郎新婦様とはお別れしますが、そこから映像の中のお二人と毎日顔を合わせる編集作業がスタートするんです。
お客様には完成した映像のみをお見せする訳で、その過程である地味な編集作業と言うのは一切知るところではないかと思うんですが、良い映像を作るためのこの作業というのはすごく重要なものであり、大変な作業であると言うことを少しでも知っていただけたら幸いです。
ということで、そんなに撮影ばっかりしていられません笑。基本うちは「カメラマン」ではなくて、編集も自分でやるビデオグラファーなので。
さて、それではまた良い素材をうきうきしながら調理しましょうか。「美味しいと」お客様が喜んでいただく顔が楽しみです。