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スマートフォンでどこまで映像が撮れるのか?

つい先日アップルから新しく出たiPhone 11で撮影した、ショートムービーが発表されました。

ただのスマホである(ただのと言うのはおかしいか?) iPhoneで全編を撮影したもの。監督はアトミック・ブロンドやデッド・プール2などのデビット・リーチ。

もともとスタントマン出身でアクションシーンに定評のある監督です。この監督がスマホ1台でどこまで映像を撮れるのか?興味深くないですか?

まずはご覧ください。

いかがですか?まず見て思うのは、さすがにアクションシーンがうまい。スマホがムービーを撮れるようになったからといって、映画の撮影カメラと比較するとやはり見劣りしてしまうんじゃないかな?と思いますが、ぱっと見感じ全然そんな感じは受けませんよね。

なぜでしょう?きっとこの「なぜ」に普通の人が気軽に映像をかっこよく撮る秘密が詰まってるような気がしています。(すごい重要)

よーく見てみると、やっぱりアクション監督だけにカメラの動きがだいぶ計算しつくされた、いわゆる「かっこいい動き」をしています。

それとスローモーションの組み合わせ。この監督ならではですね。

実はこの監督は割とアクションシーンでも長回しの印象が強いですが、この部分ではやはりその映像自体の画力の差と言うのは見られてはいけないというのがあるんでしょうか、細かくカット割りをしています。

人物に沿ってカメラを振る、表情にぐっと近づく。アクションでは大きくカメラが動いたりします。これらの動きはジンバルと呼ばれるカメラをスムーズに動かす道具を使っています。

そして見落としてはいけないのが、カメラやカメラの動きだけには留まらない照明やBGM、サウンドの効果。

照明は逆光の効果だったり、人物の顔をはっきり見せるためのテクニックが使われていますし、雪が降ってるような環境効果が特に印象深い演出となっています。

もう一つ、最後の仕上げとしてやはりカラーグレーディングと呼ばれる、撮影後の映像の色の付け方。これにかなり手が掛かっているんじゃないかなと想像されます。(単純にiPhoneで撮った映像の色じゃないですよね?)

まぁともかくやはりこういった印象的なムービーを撮影するには、カメラ1つだけあればいいと言うものではなく、その他多くのテクニックや効果などを巧みに組み合わせて、1つのものが出来上がっていると言う印象が強くなります。やはり映像は1人ではできないもの。

ビハインドシーンを見ると、多くのスタッフが制作に関わっているのが見えます。

でも、少なくてもカメラ自体はスマホと言う身近なものだけで、これほどの映像が撮れると言う事は、もっと一般の方がクオリティの高い映像を撮れる可能性があると言うことを示してくれます。

そのためには少し以下のことを気にするのと良いのかもしれませんね。

1カメラワーク。

生の映像を美しく見せるようなものには向いていないかもしれませんが、カット割りの多い激しい映像には自分のカメラも使えるかもしれません。カメラをどんどん動かしましょう。ジンバルなどを使い、効果的な動きは映像に躍動感とドラマを演出すると理解できます。

2カラーグレーディング。

撮影後の映像は、色を整え印象的な色に変えましょう。

3効果的なBGM

やはり音楽は重要。音楽からスタートとして、そこに合わせた映像を作ってみるっていうのがいいかもしれません。

いかがでしたでしょうか? iPhone 11は望遠、広角、超広角と言う3つのレンズが使えるわけですが、それによってここまでクオリティーの高い映像ができてしまう現代。もう言い訳できませんね?

解像度?色の再現性?

そんなものに頼らないスマートフォンによる映像制作は、技術や理論を笑い飛ばす痛快な破壊力があります。さぁ、ご自身のスマホでもっと映像を撮ってみませんか?

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