突然ですが、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」ご覧になりましたか?公開されてしばらく経つので、Blu-rayやデマンドでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、すごいんですこれが。
ジョージ・ミラーという監督。私が小学生低学年の頃でしたか、叔父さんがビデオで「マッドマックス1」を持ってて、それをコタツからそっと見させてもらった強烈な印象があります笑。多分これは以降の映画好きに影響してますね。(でもこれ低学年に見せちゃだめなやつです!よね)
幾つかのシリーヅが続くんですが、85年から一時停止。そこから30年ぶりの続編なんです。その空白期間にはCGの可愛いキャラの映画とか作ってるし。多くの人がジョージ・ミラーの続編には疑心暗鬼でした。だって監督はもうおじいいちゃんですよ?普通に考えてあのクレイジーでエネルギーに溢れた世界が再び表現できるとは思えない。
でも、待ちに待ったその続編は超高評価なんです。あのおじさんのどこにこの「狂気」が潜んでいるのか?私もちょっとわけがわからなくなりました。(本当にそれくらいの衝撃復活です)
なんの話かというと。「内なる情熱」の話。
芸術に関している人って本当に年齢に関係ないんだなと感じています。おじいちゃんになっても作品の情熱は変わらないし、むしろ進化してゆく。肉体と反比例していきますよね。岡本太郎さんだって、ダリだって。
年齢に関係ないというか、その表現しようとしているものが壮大すぎて、人間の尺じゃ足りないのかな?だから年老いた最後まで夢中で、情熱的になれるのかなと。多分そこで何かを追い求めているうちに、子供のように夢中のままあっという間に時間が過ぎてしまうんでしょうね。ジョージ・ミラーの30年は私たちの30年より短かかったはず。
そんな時間を超えた、夢中になれる表現を見つけていきたいですね。