このお仕事、指の骨一本でも折れたら終わりです。カメラを持てない、ピントをおくれない、少しでも体に異常があると、カメラをフィックスでできないと思います。
体が大切なお仕事もいろいろあります。肉体労働系、手先の技術系。映像カメラマンも、その体が故障してしまうと、その損失はとんでもなく大きいです。特にウェディングの撮影は「その日」しかありません。
うちはカメラマン指名です。その人にその日に撮ってももらいたい。そんなご希望にお答えするには、その日絶対にこの乗り物「体」、そして「精神」を整えてなければいけません。そんなことを最近思うんですよ。
タバコも吸わない、酒もやめました。食べ物にも気を使う。最近筋トレも続けています。安全のため、車の運転も最小限に。
でも、体調を崩しちゃう時もあるんです。そんな時は、「まだまだだな」と感じます。まずは体と心を整えること。替えが効かない仕事、基本ですがそれが一番大事。
いつまでも生きられるわけではないので、1日1日の撮影を大切に、これが最後の撮影という気持ちでいつも望ませていただきます。