こうやってご結婚式の映像撮影を長くさせてもらっていると、ちょこちょこと「ウェディングムービーやりたいんです!」って方からお声をお掛けていただきます。ウェディングにかかわらず、映像に興味がある同士であれば喜んで助言など(生意気ですが)させて頂いているんですけど、正直、ウェディングビデオカメラマンってどうやってなるんでしょうね?
まあ、お客様からご依頼があればそれは「プロ」なわけですが、そこまでどう成長してゆくか。(ほんっと生意気なんですが)私が経験上感じていることをお話しさせて頂きますね。
経験、知識よりも圧倒的に「センス」
これはほんと身に染みて感じます。いくら小さい時から映画が好きで、細かく見まくっていても(私ですが)、そっち系の大学で学びオタク的知識を吸収しようと(私ですが)、やっぱりセンスある人には敵いません。ついこの間まで音楽をやっていた人、デザインをやっていた人、そのな人がある日映像に目覚めて、すごく素敵な作品を作り上げます。
それは生まれ持ったものか?あるいは他の才能が転がったものか?私は後者だと思っています。デザインは関係は深いでしょうが、音楽は遠いようで映像とセンスが近いらしく、双方で才能を伸ばすことができるようです。もちろん、畑違いの仕事をされている方が急に映像センスに目覚める場合も大いにあると思います。経験を軽く上回る「センス」というものは確かにあるんです。
けど努力も重要、情報収集好きなら
他の業種同様に努力ももちろん大切です。ウェディングに限らず映像は技術に関することが大きいので、新しい技術情報を学び、素早く吸収するということが特に有効でしょうか。映像の進化は技術の進化でもあるので、そういった「最新情報をキャッチするのが好き」という人は向いているんじゃないでしょうか。
社会経験も重要
映像系はアートと繋がり、やもすると俗世間とはかけ離れたセンス、個性が必要になることが多いかと思われます。ただウェディングに関して言えば、そういったカリスマ的な個性は少し置いておいて、一般的な社会性もかなり重要になると感じます。だって撮影現場はいつもフォーマルな場ですからね。一般常識、社会性がないと撮影以前の問題で、お客様に迷惑をかけてしまいます。この点は映像の質にも関わる事で、私はないがしろにしたくありません。
一つの考え方として、一般的な社会認識がないと皆さんの目線を感じることができいないんじゃないかと。
それは映像にも表れます。例えば、会社勤めをしたことがないのに、新郎さんと少し気むづかしい上司との関係が感じとれますか?大学を知らずにサークルの仲間意識を感じられますか?
全てにおいて、「絶対できない」ということはないですが、やはりそういった同じ経験があるとないとでは、ある方がその気持ちに入り込みやすいというもの。こういった点で、やはり経験は重要です。この婚礼という現場では特に「会社」や「大学」という枠組みに触れることが多いので、そういった経験はできるならあった方がいいかなと思います。(恋愛経験も含まれますが、それはそれでややこしく。。。)
あとは「いいものをまず真似る」!みんなそうです。そこから自分だけの個性が勝手に芽生えてきます。
どうです?ウェディングムービーを仕事としてちょっと興味がある方。もっと知りたい方はお気軽に声をかけてくださいね。