ご結婚式当日のご両親へのご挨拶「三つ指をついて」　つきじ治作にて

先日は東京築地の料亭様にてエンドロールの撮影をさせて頂きました。和の雰囲気が漂う会場様にて、畳をする音、お池の清々しさ、琴の音色を感じながら「日本」を心から感じられる素敵なご結婚式でした。本当にご結婚式の雰囲気は様々ですね。

日本では新婦様が結婚の前日などにご両親へ「今までありがとう」と感謝のお気持ちを伝える習わしがありますよね？いわゆる「三つ指をついてご挨拶」というものです。とても日本らしい風習だと思うのですが、最近はなかなかきちんとご挨拶する事がないようですね。お気持ちはあるのでしょうが、タイミングといいますか、少し恥ずかしいというお言葉はよくお聞きします。

今回の新婦様は、しっかりとご両親へのご挨拶をしたいということで、お支度の後にそのようなお時間を作りカメラマンも同席させて頂きました。

ご両親様はご存知なかったみたいですね。少し気恥ずかしい。でも、こういった機会をきちんと作るって本当に大切なことだと思います。「機会を作ること」、そして「言葉にすること」。心の中で思うだけではなくて、言葉にすること。言霊という言葉もありますが、言葉は口にした瞬間に物事を動かす力が生まれると感じています。この瞬間、このご家族の絆が確かに固くなったと感じる空気がありました。

きちんと言葉にすること。これが当たり前のようで出来ない。でもとても大切なんですよね。