ご結婚式のカメラマンが現場で苦労する瞬間てどんな時だと思われます?いや、技術的にどうこだわる?とか、どうミスを起こさないよにする?とかの話じゃないです。撮影時のカメラマンへの感情的影響についてです。
よく現場で話されることですが、とても感動的なご結婚式のシーン、撮影者としても近くでお二人を見ているだけに、その感動はすごく伝わってきます。ゲストの皆さんも多くの方が声を出して泣いています。そして、カメラマンも涙。。。
涙を流すこと自体は、多少レンズが見にくくなったりするだけだと思われますが、感情的に高ぶるということは身体にも影響が出て、少し体が震えいることがあります。これ、カメラマンには困りますよね。だから、中には「絶対に自分は一歩引いた視点で見て涙することはない」とおっしゃるカメラマンさんもいらっしゃいます。自分は、、、泣きませんね。とても感動的なシーン、特に目線的にはお父さん目線になってしまいますので、「もし新郎がうちの息子だったら。。」と置き換えてしまうとヤバいので、できる限り置き換えはしないようにしています。その場のお二人のみを見つめる、そうすると今の所、号泣まではないですね。
一方、もう一つ「感情的影響」はあるんです。それは笑い。実はこっちの方が大変です。
ご披露宴がとても盛り上がって、とんでもない余興とか、時々あるんです。笑いってその人のセンスによってかなり「ツボ」が違ってくると思うんですが、自分のツボにはまった時は、やっぱり知らんふりでいることはできません。これはもう、撮影している限り、見て見ぬ振りはできませんからね。そして笑うのは泣くより揺れます笑(肩が)
これを堪えるのは本当に難しくて、撮る方もより面白い側面を追おうとするから、撮っていてどんどん面白くなってしまいます。そんな編集を今しています。。。
泣いたり笑ったり、結婚式ってほんとに面白いイベントですね。