ブーケアンドリールでは、現在のところいわゆる「提携」をさせて頂いている会場様は無く、毎週のように異なるご結婚式の会場に伺っているのですが、そんな日々で映像カメラマンとしての立場からの「会場の見方」を一つご紹介させて頂きます。
外部カメラマンはご披露宴のホールスタッフを見る
ホールスタッフって、ご披露宴の会場でテーブルのセッティングから始まり、お客様の案内、料理を運んだり、一番お客様と身近に接するスタッフさんですね。この人達、会場によって本当に「色」が違うんですよ。
体育会系のホールスタッフ
あるんです!そんな会場、いいえ、お客様にはそんなそぶりは一切見せないと思うんですが。よくご披露宴の開始前のテーブルセッティングのタイミングなどに、会場でこちらも撮影セッティングをしていると、怒号が聞こえます。「〇〇!早くして!!」、「さっさとそれやって!!!怒」。きっとその前の回のパーティがおしたんでしょう。準備の時間がないらしく、現場はみなさんバタバタ。そんな中、怖そうなリーダーっぽい人が、新人と見られる人を怒鳴っています。本当、これあるあるです。これ、お客さんが目にしたらどう思うだろな?どこの会場かは言えませんが、よく、ミドルクラスのホテル様などで見られる光景です。バイトの人かなあ、、、いつもなんだか複雑な気分になります。そんな時代かよと。
ホールスタッフを渋いおじさまで固めている
多くの会場は若い女性のスタッフさんが多いと思うんですが、ある会場では、ホールスタッフさんのほぼ全員をいいお年頃のおじさまで固めている会場があります。これは渋い。きっと料理やワインへの理解、もしかするとお客様との話術も相当なものなんだろうなあと、お思うと意外とそうでもありません。中に、どう見ても全体の足を引っ張っているような「おっちょこちょいキャラ」のおじさまなんか居たりして。仲いいんですね、なあなあの雰囲気。いい意味で、風情があります。ので、好きです。じっとおじさまを観察し、その半生を想像しちゃったりします。
めっちゃ連携ができている仲良しホールスタッフ
こういった会場様ですと撮影も気を使わなくていいですね。本当にお客様が入っていない会場などでそういった仲の良い雰囲気を観れると、なんだかほっとします。ホールスタッフさんにも人間味が大切。
でも、こういった裏の表情ってなかなか普通のゲストの方や新郎新婦さまは目にすることはできないですよね。でもこのホールスタッフさんが優秀であること。これは実は映像のクオリティにも少なからず影響します。
単純に、狭い会場でのカメラマンとのすれ違い方。または前を横切るときの動きなど。できるスタッフさんには本当に助けられます。撮影がしやすい!一番ごめんなのは撮っている耳元で、「今よろしいですか?」と囁かれる方。その声マイクにはいっちゃってますから!私も大概は周りを見ているので邪魔になると気付きますが、さすがに後ろに目があるわけではないので、通り道のお邪魔になってしまうこともあります。そんな時は、肩をツンツンしてください!(紙に書いて貼っておこうかな?)
なかなか見ることができない、いろいろなホールスタッフさんの生態。面白いスタッフさんがいたらまたご紹介させていただきます。