前回の「結婚式のビデオにも3Dの波は来るのか?」で書かせて頂きました「FINEPIX REAL 3D W1」ですが、見た事もないのに判断するのは難しいので、早速近くの家電量販店へチェックしに行ってきました。
この日は平日の昼間だからでしょうか、普段目にする混雑は全くなく、お店は閑散としていました。さあ、動画立体撮影は結婚式で使えるのでしょうか?
W1はカメラレンズが二つ付いていて、その視差によって立体の映像を撮影できるのですが、見た目はとてもインパクトありますね。数多くのデジタルカメラからすぐに探す事が出来ました。そして、カメラの背面には液晶画面が。この画面にリアルタイムに立体画像が表示されます。では、店舗内にカメラを向けると。
おおっ!立体!
店舗内の商品陳列の棚がそれぞれに分離して、まさに立体に見えます。画面はリアルタイムプレビューなので動画のように見えます。あたりをふってみると。。。
そうですね、映像としてはやはり解像度が足りない様に感じます。これは裸眼立体ではしょうがない事みたいです。そして、肝心の立体感ですが、ある一定の距離の物だとすごいリアルに感じます。そうですね、2から3mの遠近物体ですとかなり立体感が感じられます。ただ、動画として見た場合、ちょっとこれは不自然なのかなと感じてしまいました。なにかこう、クオリティの低い合成映像を見ているような、遠近の物体間の境が不自然に感じるんです。
これではご結婚式の映像で感動できませんね。普通の遊びとして楽しむのにはとても良いんですけど、これを長編DVDで見るのは難しいのでは。。。
という事で、現時点ではまだまだ裸眼の立体映像は実用レベルではないと判断していますが、これはやはり再生環境(立体映像の方式)によるものも大きいのではないかと感じました。
それでは今度は裸眼立体とは方式が違う、劇場の3D映画をチェックしに行きましょう。