ちょっと今日は、「少しこういったことも広まってもらえば良いなぁ」と思ってることを。
うちではなるべくお二人の自然なお姿を撮影させていただきたいと言う思いから、1番始めのお支度を行うシーンから、可能であれば撮影を行わせていただいています。
もちろん、お部屋にカメラマンがお邪魔するわけなので、会場様のご許可をまず先にいただきます。そこで、「全て撮っていいですよ」とおっしゃる会場様と、「良いですが、お支度終わりの数分だけ」とおっしゃる会場様があります。もちろん全面的に不可と言うところもありますが…
なぜお支度室にカメラマンは入ることが許されないか?おそらく 、他のお客様が写りこんでしまうから。でも、個室だったらいいですよね?
「でも、新婦様がガウン姿なので」
いえ、それも新婦様次第で、ご本人のご了承は取れています。(見られちゃいけないようなガウンをご使用で?。。。)
「でも、撮影によってメイクやヘアのスタッフの方の作業の妨げになる」
なるほど。例えばメイク中に必要以上に新婦さんと話をしたり、少しポーズをとってもらったり。こういったことをしていると皆さんプロの方なので作業が遅れてしまうことを許せない気持ちは理解できます。
うちはポージングもしませんし、余計なお話で作業を妨げることもしません。そっとお部屋の片隅にいさせていただくだけです。
「お支度の様子を撮影していいですか?」
こう聞くと、担当のスタッフさん達は、新婦様がメイクしているイメージショット的なものを撮るんだろう、と思われるようです。
なのでメイクさんの邪魔になると。だからお支度が完了した後の数分で良いだろうと。
でもうちはちょっと違うんです。もちろん新婦様の美しいお姿も撮影させていただきますが、ただのイメージショットだけではなくて、その場の雰囲気全体を映像として残したい。
例えば新婦様と新郎様の何気ない会話。「昨日はよく寝れましたか?」なんてメイクさんと新婦さんのリラックスした会話。
または、お支度室に様子を見に来たお母様との温かな会話。
または、謝辞の言葉を考えていなかった新郎様が急いでその文章を考えているご様子。
または、暇を持て余す新郎様とちょっと会話をさせていただいたり。
その場にカメラマンが居させていただくことにより、その日その場所でしか起こりえない、様々な出来事を映像に残すことができます。それは貴重なご結婚式のリアルな思い出になりませんか?
何かを撮ろうと思ってるわけではなく、何かが起きたらそれに対応できるように待機している。
ご結婚式の1日は、挙式が始まってしまうとなかなか新郎新婦様の自然なお姿を撮影すると言う事は難しい場合があります。唯一お支度のタイミングが、ご自身のそのままの姿で、リラックスした会話ができるタイミングかもです。
だから出来る限りお支度の時間が始まる時から終わりまで、その部屋にいさせていただきたいんですが、それがうまく伝わらないこともあります。。。これは自分の説明不足ですね。
うちがお支度室に入らさせていただきたいと言う場合は、決してメイクさんの邪魔はしません。ただその部屋の片隅にちょっと居させていただくだけ。
お支度室に入る=メイク終わりの新婦様をイメージ的に撮る。
そんな決まりきったパターンを変えたい。でも、またそんな紋切り型で対応される会場様も。その流れでずっとお仕事をされてきたスタッフさんからは、時折あからさまに嫌な顔されることもありますが、、、そこはこちらに説明責任があり、ご理解頂く必要があります。
1番大切な事は、お二人が喜んでいただくこと。
すごくシンプルなことです。そんな当たり前のことを思い返し、当日に関わる全てのスタッフの方が笑顔で楽しく協力できる、そんな1日を望んでいます。