以前から少し書いているように、ご結婚式でもご披露宴内で映像の上映が増え、プロフィールビデオやエンドロールなど、ご自身で作られる方が増えてきているように思います。そんな映像制作で、音楽って重要ですよね?どうしてます?
普通、商用利用でなく個人的に映像を作るのであれば市販の楽曲などをのせる事は可能ですが、それをWEBにのせ、公開しようとした場合、NGなんですよね。著作権というやつです。
楽曲を作った作曲家、作詞家、録音に携わったもの、などなどそれぞれにその曲の権利を持っていますので、それを勝手にネット上に流すことはできません。それはウェディングムービー、商用利用でももちろん。このホームページにも掲載しているムービーに使用している楽曲は、専門のサイト(業者)経由で正式に費用を支払うことで使用の許諾を受けています。
普通にネットのあげる際の使用料って結構高いんですよ。楽曲の質が良ければ良いほど。
そこで、「ロヤリティーフリー」と呼ばれる、著作権をクリアした楽曲がネット上にはぱらぱらとあるわけですが、どれもイマイチ質が悪い。そしてバリエーションが少ない。
そんな中、こんなサービスをニュースで見つけました。
Jukedeck
https://www.jukedeck.com/
これは指定した「ジャンル」、「ムード」、「長さ」、「テンポ」、「楽器」など、さまざまなパラメーターによって、人工知能が(!)自動で楽曲を生成してくれるサービスとか。さらに生成した楽曲は無料、ライセンスフリー!早速試してみました。
トップの画面でいきなり曲を構成する要素を幾つか決めます。まずアンビエント。
ここで聞けます。
「アンビエント」
どうです?まあ、そんなに悪くないかと。映像の背後で流す分にはいいかもしれませんね。一番の良さは長さが指定できること。映像ありきで雰囲気を決める場合、長さを指定してやればきっちりと揃えてくれます。先日のスマホでムービー編集なんかの場合に、さくっと映像をつなげて、その分数で音楽を後付けなんてこともできますね。
こうやって作っていくと「アカウントを作ってね」との指示が。
このサービス、基本無、商用利用の場合は、10人以下の従業員の場合は月5曲までダウンロード可能だそうです。「ダウンロードは」ってことなので、試しに楽曲を作るのはいくつでも可能のようです。いくつか作ってそこからいいものをダウンロードしましょう。
これは「ロック」。正直、合成の音だとこれはあまりにチープですね。可愛い感じにはいいかもしれません。ファミリー向けの映像とか。
「ロック」
これってふと思ったんですけど、同じ条件で作ると同じものができるの?いえ、できませんでした!全く同じパラメーターでも、その時折で全く違う楽曲ができます。これは自分だけのほぼオリジナルの曲ができるということですね。こういうサービスが映像制作にはありがたい。
これ、先日の「Adobe Premiere Clip」に組み込んでくれないかな。。