簡単なプロフィールムービー自作の方法をご紹介するお話。前回、過去の写真をスキャン、アルバムから写真を剥がす。という工程を終え、ついにまとめてお願いしていた富士フィルムのスキャンサービスからスキャンデータが送られてきました。
写真の発送から約18日、少し忘れていた頃に出来上がってきます。ご結婚式のご準備でお忙しい時などは注意が必要ですね。
どんな感じでしょう?そもそも、この「過去の写真をすべてデータにまとめる」という作業、やっぱり画像としてのクオリティはどうなのか?という疑問はありました。もちろん、データとして複数保存する方が保管方法としては適切ですが、その画質が気になります。
そこで、うちに現役で動いているプリンタ複合機のスキャン機能と画質を比べさせていただきました。
この写真はなんなんだ?という話は置いておいてください。私です。。。
そもそもこのサービスのスキャン解像度は300dpi。サイズでいうと1300×1000程度です。ですので、一部を拡大することを考えると、プロフィール映像のDVD用としてはギリギリのサイズですね。
左が所有のプリンタスキャナーでスキャンしたもの。右がサービスにお願いしたもの。画素数は少ないですが、解像度はお願いした方がはるかに高いですね。小石の輪郭まではっきりとしてます。
で、実物の写真プリントと比べてみると。やっぱりプリントの方が綺麗。そりゃそうですよね。
ネガを直接工学的にプリントしているわけですから。どう見ても綺麗です。最近も古い映画フィルムを4Kスキャンしたとかニュースで聞きますよね?
「スター・ウォーズ」旧三部作のオリジナル版を4Kスキャンした結果
史上最高画質!ゴジラ4Kプロジェクト|総力特集ゴジラ|日本映画専門チャンネル
これってやっぱり、フィルムの解像度には今のデジタルスキャンはまだ追いつけていないということ。デジタルの規格が優れたものになるたびに、その大元のフィルムからスキャンをし直す。アーカイブとしての「大元」フィルムの存在はまだまだ大きいんだなと感じました。最近のハリウッドの一部の「フルム撮影回帰」も納得です。
結論:古い写真のアーカイブ方法として
・現時点での出来る限り安価で高品質のデジタルスキャンをして、デジタルデータをバックアップがきく形で保存する。
・オリジナルのプリントは保存性を高めた形でコンパクトに保管する。
・スキャンが高品質になった場合は、その時に再度オリジナルからデジタルスキャンをして差し替える。
結局、デジタルスキャンデータは、オリジナルプリントのバックアップという考えが一番腑に落ちました。そもそも、その情報価値以前に、「物」としての価値。オリジナルは捨てることなんてできないですけどね。
写真を整理していて一番感じたことは、「残す」ということよりも、たまにはこうやって眺めて思い出に触れるということが、一番大切なんじゃないかなという事。
思い出はとても大切です。皆さんもバックアップとしてのスキャン整理、ついでに思い出に触れる時間はいかがですか?