以前から少しづつ書いている「プロが教える結婚式ビデオの撮り方」ですが、前回書いた基本の基本、「構え方」について少し気なったのでもう少し書かせていただきます。 ここでの「撮り方」はあくまで一般の方、民生機での撮影を対象としています。撮影の面白さ、映像で残す事の魅力をもっと多くの方に感じていただければと。
運動会で気になった
先に「気になった」というのは、私の子供の運動会での事です。お父さんお母さん、写真もビデオも頑張って撮ってますよね。でもよく見ていると、とてももったいない「構え方」をしている方が気になりました。それがこんなカメラの持ち方。
カメラのグリップにはしっかりと右手が入っているんですが、もう片方の左手はどうして良いのか?右手がしんどいのでサポートしているのでしょうか?それとも手ブレを抑えているんでしょうか?実際にこのような構え方をしている方を多く見ます。(ご結婚式でも)
これって実際は手ブレの抑制にはあまり役立っていません。だって、右手の手首の部分は動いてしまいますから。やはり撮影の基本はぶれない事!これを最重要と考えてください。いくらカメラの手ブレ補正機能が進化したとはいえ、大きな手の「揺れ」は抑えられません。(し、意図したカメラの動きと判別できません)
写真の方、一眼レフなどの構えかたは色々書いてあるのですが、民生用ビデオカメラについてはなかなかWEBに書いてませんでした。メーカーのページも見てみましたが、あまり持ちかたは詳しく説明していないんですね。商品写真はいずれも片手持ち。それくらい手ブレ補正に自信があるのはいいいですが、少しの工夫でもっと安定した映像が撮れますよ。
構え方 | 撮り方講座 | デジタルビデオカメラ Handycam “ハンディカム” | ソニー http://www.sony.jp/handycam/guide/take/take01.html
モニターを支点に支える
こう持ちましょう。左手はモニターを支える。これが支点になるので、レンズの軸のブレは少なくなります。実際に先ほどの持ちかたと比べてみてください。だいぶ安定度が変わると思います。 それも、端をつまむのではなくて、写真ように端のの2点を挟み、おさえるのがいいですね。レンズの上下の傾きブレを抑制できます。
どうですか?あまった左手で少し映像の安定を助けてあげてみてください。